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「第14期?野々市市民カウンセラー連続講座」を学びの杜ののいちカレードで10月22日(土)?29日(土)に開催

金沢工業大学心理科学研究所と野々市市福祉総務課は、10月22日(土)?29日(土)の2週に渡り、野々市市民?野々市市に関係する方々を対象とした「第14期?野々市市民カウンセラー連続講座(以下 本講座)」を学びの杜ののいち カレード(野々市市立図書館)研修室で開催しました。本講座は本学心理科学研究所と野々市市福祉総務課との協働により、平成26年度以降継続的に実施しているものです。

今期は、10代~70代まで計21名(市民12名と本学学生9名)が参加。また、本学大学院臨床心理学専攻の教員5名と大学院生6名、野々市市福祉総務課から課長を含めた3名が運営を担いました。内容は、「傾聴」について学ぶもの。「傾聴」とは、コミュニケーションの基礎となるスキルであり、カウンセリングだけでなく普段の生活や仕事、またプロジェクト活動など、人と関わるすべての活動において活用することができます。講座の大きな特徴は、「傾聴」に関する心構えを学ぶだけではなく、実際に聴き手?話し手に分かれて傾聴スキルを磨く「ロールプレイ」を重点的に行うことで、望ましいコミュニケーションのスキルをステップバイステップで学習できることです。

開講の挨拶をする大矢寿美子教授(写真左)と参加者の意見を聞く松本圭教授(写真右)

このロールプレイは、毎回異なる参加者同士の班で行われ、参加者にとっては異なる立場や年齢層の市民と触れ合う機会にもなっており、地域の方と普段触れ合うことの少ない学生にとって、交流を深める貴重な経験になりました。また、相談を受けた際適切な窓口につなげるため、野々市市の担当者より、こころの悩みや多重債務?消費、いじめなどの各種相談窓口に関する社会資源情報を学びました。

山上史野准教授と心理科学研究科の大学院生がロールプレイを実演

ロールプレイを経験した参加者からは「しっかり聞いてもらえると嬉しいということを改めて感じた」「普段接しない人と話すことで視野が広がった」「傾聴の重要性に関してもっと学びたい」という感想が寄せられ、傾聴により、傾聴する人もされる人もウェルビーイングが高まるということを実感できる講座となりました。これらの意見を踏まえ、より理解を深められるよう検討し、今後の講座実施に活かしていく予定です。

野々市市民カウンセラー連続講座のこれまでの活動

本講座(第1期)は、平成26年度に野々市市と金沢工業大学が連携して発足した事業で、「傾聴」についての講座の実施により、傾聴力を身に付けた人材=市民カウンセラーを野々市市内に増やすことで、野々市市をさらに住みよいまちにすることを目的としています。過去は4~5日間に渡る日程で、野々市市庁舎や金沢工業大学で年に2回開催していました。新型コロナ感染症拡大に伴い、令和2年度は中止となりましたが、これを機に令和3年度からは野々市市にぎわいの里ののいち カミーノに会場を移し、換気ができ、密にならないなどの感染予防が可能な1Fホールにて実施しました。令和4年度はコロナ前と同じ年2回の開催に戻りました。令和4年度の2回目は、学びの杜ののいち カレード(野々市市立図書館)研修室を初めて利用し、感染予防とともに、野々市市の公共施設巡りを通じ、野々市市との更なる関係性を深めています。

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