ロボティクス学科 ニュース

大学院機械工学専攻の野坂碩也さんが「第23回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会」で優秀講演賞受賞

大学院機械工学専攻博士前期課程2年の野坂碩也さん(出村研究室)が、2022年12月14日(水)~16日(金)幕張メッセで開催された「第23回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会」で優秀講演賞を受賞しました。

「計測自動制御学会システムインテグレーション部門」は、高機能化?複雑化するシステムの諸問題を解決するために、人間?社会?人工物に関わる様々なシステムの俯瞰的インテグレーション(統合)を可能とする科学的?工学的技術の提供を目指す学会です。今年度は、講演発表839件のうち、231件が優秀講演賞に選ばれました。優秀講演賞に選ばれた野坂さんの研究は以下の通りです。

題目:複雑形状部品のビンピッキングシステム開発

著者:野坂 碩也、出村 公成

内容:工業用ロボットによる産業部品の把持?供給を自動化する傾向が拡大していますが、自動車部品製造工場などで部品の形状が複雑でバラ積みされている場合、自動化が難しいという問題があります。そのため、本研究ではバラ積みされた複雑な形状を持つ自動車部品のためのビンピッキングシステムを開発。部品の位置や姿勢推定のために、モデルベースのマッチングとディープラーニングによる局所把持位置推定を組み合わせたシステムを構築し、推定精度と推定時間に対してロバストなシステムを実現しました。アームの制御については、周囲の環境を考慮して、コンテナなどの障害物を回避し、把持するための軌跡を生成するシステムを構築し、処理時間、把持成功率及び回収率を評価し、その有用性を検証しました。本研究は、株式会社都筑製作所との5年間にわたる共同研究の成果です。


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